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ヨーロッパオオナマズ釣り

本場イタリアで数々の2mオーバー…

巨大ヨーロッパオオナマズをエクエスで釣る

イタリアの怪物、現る。ヨーロッパオオナマズ釣りのメッカ、ポー川の主、2.3m、90kgのモンスター

2015年、7月。エクエスの最終プロトタイプを引っ提げて、世界的にも有名なヨーロッパオオナマズアングラー、Yuri Grisendi氏が向かったのは、マスコミでも報じられた世界記録級のヨーロッパオオナマズの記録もあるPo川。

この河はスペイン・Ebro川、フランス・Rhone川、そしてカザフスタンのイリ川と並んで巨大ヨーロッパオオナマズの宝庫として知られる。

イタリアのヨーロッパオオナマズ釣り
ヨーロッパオオナマズ釣り

一方、昨今のヨーロッパオオナマズ釣り人気と共に、そのアクセスの良い立地条件からシビアな側面も併せ持つPo川。経験豊富なYuri Grisendi氏であるが、巨大なオオナマズは簡単に釣れるものではもちろん、ない。

しかし、氏はヨーロッパオオナマズタックルブランド、ゼックやイタリアダイワのオオナマズロッドのテスターも務める技量の持ち主。自身のウェブサイト、CATFISHING WORLDでもヨーロッパオオナマズ釣りの魅力を世界に発信している。

釣り方は生き餌を使ったブイと呼ばれるシステムで、大きなブイと岩でメインの泳がせ仕掛けを固定して、竿は岸にセットして待つ。仕掛けのセットやファイト、ランディング等はボートを用いて行われる。ヨーロッパオオナマズ釣りには様々なスタイルがあるがこのシステムはイタリアやドイツのアングラーなどが良く使うシステムである。

巨大オオナマズ釣り

限られた時間の中で、オオナマズは遂に姿を現した。強靭なエクエスのブランクスパワーは、氏をもってしてレコード級のオオナマズにも問題ないと言わしめるほどの怪力。ランディングされたのは、2.3m、90kgのまさにモンスター。期待通りの「ビッグワン」だ。氏の豊富な経験と技術、そして100kgクラスを想定したエクエスの怪力・バットパワーがこのモンスターを仕留めたのだ。

ヨーロッパオオナマズ釣りの本場イタリアで、かつ本場の経験豊富なアングラーによってその実力を実証されたこのロッドは、これからヨーロッパオオナマズ釣りに挑むアングラーにとっては最も頼りになる「相棒」となるだろう。

真冬のイタリアに巨大ヨーロッパオオナマズを追う。

厳寒期の中姿を現したのは2.15m/70kgのモンスター級ヨーロッパオオナマズ

2015年、12月末。POLE&LINEテスター/アドバイザーのイバノ・パラディシィ氏が向かったのは真冬を迎えたイタリアの河川。7度という冷え込みの中、限られた一夜の釣りで巨大ヨーロッパオオナマズを狙う。

この時期のヨーロッパオオナマズ釣りは、活性の高い高水温の時期とは異なる厳しさがある。魚の活性が低く動き回る量も範囲も少ない為、必然的にアングラーの仕掛けにヒットする確率は低くなる。さらに限られた時間での釣行は時間的制約をもたらし、さらに難易度は上がる。

冬のヨーロッパオオナマズ釣り
ヨーロッパオオナマズ釣り

しかし、氏は世界を股にかける怪魚ハンターであると同時に、地元イタリアでのヨーロッパオオナマズ釣りにも精通している。また、ピライーバや巨大淡水エイ、カショーロ等の価値ある大物を限られた時間と資源の中の遠征で幾度も手にしてきた。

ストーンフィッシングという釣法

今回の釣りは、ストーンフィッシングと呼ばれる手法で行われた。この手法は、岸からのヨーロッパオオナマズ釣りではポピュラーな手法で、一年を通して有効な釣り方であると同時に、魚の活性が下がる冬では、岸からの釣りとしては唯一有効な手法となる。

釣りの概要はこうだ。いわゆるブッコミ釣り仕掛けと大差はないのだが、錘に7~8kgのストーン、つまり石を用いるのが特徴。この石は強度12~13kg程度のナイロンの捨て糸、ブレーキングラインで道糸に繋ぐ。

重い石を投げるわけには当然行かないので、ボートを使ってポイントまで仕掛けを運び、落とす。ポイントは、一般的には障害物のすぐそばの最も深いくぼみ、というのがセオリーである。

仕掛けをセットしたら岸に戻り、リールを強く巻いて竿がかなり曲がるような形で立て竿のスタイルで竿立てに立てておく。ここにストーンフィッシングの肝がある。軽い錘では竿が曲がるほどテンションをかけておくことはできない。8kg近い石だからこそ、半ばネガカリしたような状態で竿に強いテンションを掛けたままにしておけるのだ。なぜこのようにするかというと、オオナマズがヒットすると捨て糸が切れ竿先が一気に跳ねかえる。これが自動的にアワセとなるのだ。立て竿のスタイルもアワセに寄与するとともに、流れのある河川で出来るだけラインを水から離す意味合いがある。重量級の石も流れへの対策の意味もあるのだ。

エクエスでヨーロッパオオナマズ釣り
ヨーロッパオオナマズ釣り

エサは生き餌、死に餌、イカ、ミミズの房掛けなどが用いられるが、今回の釣りでは200gの生きたトラウトが用いられた。

そしてロッドはもちろん、エクエス9ft 3ピース。リールは大型スピニングが使用された。

厳しい条件下での価値ある一匹

ストーンフィッシングは非常に有効な手法だが基本的には待ちの釣り。竿の数と釣行の時間が確率を上げてくれるのだが、今回は限られた時間と厳しい条件。それでも、ついにアタリはやって来た。

真夜中の戦い。障害物から魚を引きずりだす為取り込みはボートを用いて行われる。氏はやり取りを振り返り、「ファイト中もこの竿に隙はなかった、もっと大きな魚とも問題なく渡り合えるのは間違いない」と語る。翌日撮影されたその巨体は、霞に飾られた冬の河川の中、一層神々しさを増していた。全長2.15m、体重70kg。冬の厳しい時期に価値ある良型だ。

怪魚ハンター、イバノ・パラディシィ氏によるエクエス評

 氏は釣行を終え、エクエスについて次のように語っている。

 ヨーロッパオオナマズロッドとしてのインプレッションだが、このロッドはヨーロッパオオナマズ釣りにとても適した竿だ。パワーも十分でヨーロッパオオナマズ専用ロッドの最上級モデルとも十分肩を並べることができる。欧州でのオオナマズロッドとしては、一点だけ、欧州製の大型リールは足が大きく、リールシートはもう少し大きなALPS社のリールシートがベスト。これはアルミ製で耐久性もある。その他の点は元々良い竿だからこの一点でパーフェクトな竿になるだろう。※注1

 (キャスティングウェイトは公称200gとなっているが)エクエスのパワーだと欧州市場のヨーロッパオオナマズ竿では大体キャスティングウェイト300g~400gとなるんじゃないかな。※注2

 でもエクエスの特徴として最も気に入っているのは、とても感度の良いティップだ。これは30g~100g程度のルアー釣りに理想的だ。実際、次の釣行はルアー釣りでやってみる予定だ。

※注1 エクエスは多くのGTロッド同様Fuji DPS22を採用しています。大半の日本のメーカーのリールでは問題ありません。またソルトでの使用も想定し樹脂製のFujiを採用しました。一方欧米メーカーのリールはかなり足が大きい場合があります。エクエスはメタルスペーサーがあり全く入らないことは少ないと思いますがこういったリールを使われる際は事前にご確認をお願いします。

※注2 欧州のヨーロッパオオナマズロッドのキャスティングウェイトはベイト(エサ)想定でやや甘めが多く、実際硬さの比較で言えば氏の指摘通り300~400gクラスになるかと思われます。エクエスはGTゲームでのフルキャスト等を想定しキャスティングウェイト表記を行っているため厳しめの表記になっています。

エクエス9ft3ピース怪魚/GTロッドで釣りあげられたヨーロッパオオナマズ
ヨーロッパオオナマズのルアー釣り

ルアーフィッシングでのライトなヨーロッパオオナマズ釣り

ルアー釣りに求められる感度と繊細さをEQUESは持ち合わせている

2015年末、ストーンフィッシングで2mオーバーをキャッチしたイバノ・パラディシィ氏が次にエクエスでトライしたのはSpinning、つまりルアーフィッシングである。年始から2度川に赴いたがいずれもノーキャッチに終わっていた氏だが、2月も中旬になり徐々に魚の活性が戻り始める時期。朝から30gの小型スプーンを振り続けて半日ほど経った時、超大物がかかった。

「25分程度格闘した後、魚の尾びれが水面を割ったんだ。そのサイズからして魚体は2.4m、100kgクラスだったが、トレブルフックの1つが掛かっていただけであえなくフックアウト。

その後数投していると、18gミノーに約35kg程度の小さめのヨーロッパオオナマズがヒット、この日はここで終了したが、ルアーフィッシングでのエクエスの操作性を再確認したよ。」

「エクエスは18g~30gといった小型のルアーでも十分な繊細さと感度をもっていながら、同時に流れの速い所でビッグクランクを引いてくるのにも十分な強さがあるね」

氏の挑戦はまだまだ続く。

欧州のヨーロッパオオナマズロッドは大抵餌釣り専用ロッドとルアーゲーム用に分かれているが、エクエスはその両方の性格を兼ね合わせたロッド。遠征で多くの竿を持ち運べない時、これ一本であらゆる釣法や魚種に対応するためだ。

モンスター連発!イタリアの巨大ヨーロッパオオナマズ釣り

239cm、96kgの怪物を筆頭に6匹のヨーロッパオオナマズがヒット

2016年、2月末。イタリアではヨーロッパオオナマズ釣りの本格的なシーズンがそろそろ始まろうとするころ、POLE&LINE フィールドモニターのミルコ・レオナルディ氏が素晴らしい釣果を上げてくれた。

氏はテスター、イバノ・パラディシィ氏とも親交のある若手ながら実力派のオオナマズアングラー。今回は300g近い大きなウキ(フロート)を用いた釣りで、239cm/96kgを筆頭に、204cm/72kg、168cm、160cm、120cm、100cmと計6匹のヨーロッパオオナマズをキャッチ。シーズン開幕戦は、最高の結果となった。

このような ビッグサイズのフロートを用いた釣りにも、エクエスはもちろん最適だ。ライブベイトを用いた遠投を行わない釣りにおいては、エクエスのキャスティングウェイトは事実上限界はない。欧州のオオナマズロッドで300gや400gのキャスティングウェイトを表記しているロッドに全く負けないパワーを有しているから、大仕掛けも楽に扱える。

ストーンフィッシング、ブイ・フロートフィッシング、そしてスピニング(ルアーフィッシング)…欧州のヨーロッパオオナマズ釣りで最も良く用いられるこれらの釣りのいずれにもエクエスは対応し、適さないのはボートからのバーチカルなクロンクフィッシングくらいだろう(これには2m以下のショートロッドが有利だ)。

ヨーロッパオオナマズ釣り

春のイタリア、ヨーロッパオオナマズのルアーフィッシング

2.2m 80kg...ルアーで仕留めた価値ある1匹。モンスター級のヨーロッパオオナマズ現る。

2016年、4月。POLE&LINEテスター/アドバイザーのイバノ・パラディシィ氏が再びモンスタークラスのヨーロッパオオナマズを仕留めたのは、ルアーフィッシングによるものだった。以前のルアーフィッシング釣行では大物を逃し1m台の魚に終わった同氏だったが今回は見事モンスタークラスをキャッチ。決してヨーロッパオオナマズ釣りの数あるメソッドの中で容易ではないルアーで仕留められた価値ある1匹だ。

スピンジグ、それはスピナーベイト?

今回の釣りで用いられたルアーは、スピンジグと呼ばれるルアー、30gである。正確にはブラックキャット社のスピンジグ30gであるが、類似の物は他社からも発売されている。この手のルアーは、イタリアでは比較的最近になって広まって来たものだという。

スピンジグは一見スピナーベイトと同様の物だが、フックなどはヨーロッパオオナマズの引きに耐えられるよう強靭な専用のものが用いられている。セットするソフトルアーも小魚を模したもので15g~20g程度のものをセットする。

イバノ・パラディシィ氏曰く、この手のルアーはかなりヨーロッパオオナマズには効果的だという。クロンクティーザーもそうだが、スカートやラトル、スピナーのついたアピール性に富むこの種のルアーは総じて有効のようだ。氏はこのルアーで既に2mオーバーを3匹釣り上げているという。

そしてロッドはもちろん、エクエス9ft 3ピース。リールは大型スピニングが使用された。

スピンジグ
エクエス9ft3ピース怪魚/GTロッドで釣りあげられたオオナマズ

ルアーで釣り上げられた価値ある1匹

実際のところ、ヨーロッパオオナマズ釣りにおいてルアーフィッシングは最も有効なメソッドとは言い難い。ある程度の活性、そしてアングラーの腕がないとなかなか難しい部分がある、多くの竿を出せるストーンやブイなどの釣りと異なり確率論的にもヒット率は低くなるし、勿論生き餌の泳がせ釣りが最も有効なのは明らかだ。だからこそルアーで釣り上げられた1匹には価値があるとも言え、フィールドの選択やルアーの選択、アプローチなどが全て上手くはまったことを意味している。

秋のイタリア・ブレークラインでのヨーロッパオオナマズ釣り

POLE&LINEアドバイザー/テスターのIvano Paradisi氏が久し振りのヨーロッパオオナマズ釣りに赴いたのは2016年10月。秋のオオナマズも食欲が旺盛でパワフルだ。今回はブレークラインで底付近を攻める釣りで50kgクラスを2匹ランディング。今回はエクエスに両軸リールというセッティングであったが、アクション、パワー共に問題はなかったとのこと。本来エクエスはスピニング用のガイドセッティングではあるもののいざという時に両軸も問題なく使えるということは様々なケースに臨機応変に対応することが要求される大物釣り、遠征での釣りに極めて有利だ。

秋のヨーロッパオオナマズ釣り
ヨーロッパオオナマズ釣り
ヨーロッパオオナマズ釣り

2.3mオーバーの大物

年をまたいで2017年9月、2.3mオーバーの大物をランディング。もはや魚類を超えた怪物のような巨体…堂々たる体格はまさにヨーロッパ淡水界の王者だ。

ヨーロッパオオナマズ釣り

エクエス 9ft 3ピース 世界の怪魚フィールドレポ コンテンツ

エクエス 9ft 3ピース 怪魚/GTロッド

Features

特徴

■ ヨーロッパオオナマズからアマゾン・東南アジアの大型ナマズ類、怪魚、さらにツナやライト~ミディアムGT、ショア・オフショアの大物釣りまで幅広く対応
■ 2mを超える怪物を屈服させる、粘りと反発力を兼ね備えた強靭なブランクスパワー
■ Fuji PMNST+PMNSG を装備。トップガイドは16mm、バットガイドは40mmのリングサイズ採用で極太リーダーでの遠投にも有利
■ 逆並継(#1/#2)、並継(#2/#3)の併用によりスムースなベンディングカーブと強度を両立
■ 全節ウーブンカーボンラッピングによるスタイリッシュなデザイン
■ 1mを切る仕舞寸法で海外遠征にも便利な「トラベルバディ」仕様
■ ロングEVAグリップとFuji ロックナット、ギンバル対応Fuji GRCバットエンド採用により長時間のモンスターとのファイトも快適に
■ 専用高耐久1680デニール竿袋付属

■免責保証書付

Specification

■ 標準全長 2.7m
■ 継数 3本
■ 標準自重435g
■ 仕舞寸法 96.5cm
■ 先径/元径 3.2mm/20.6mm
■ キャスティングウェイト ~150g/200g
■ カーボン含有率 99%
■ グリップ全長 920mm バットエンドからリールシート中心部分まで 540mm フォアグリップ長 315mm
■ ガイドサイズ 16mm(トップ)/ 16mm / 16mm / 20mm / 25mm / 30mm / 40mm(バットガイド、逆付)
■ リールシート Fuji DPS22 スペーサー全長/40mm

※ キャスティングウェイトの最大値は、ルアーなどのフルキャストでは150g、餌などフルキャストしない場合では200gあるいはそれ以上を想定しています。
※ 元径は元竿玉口での計測です。#2の最大径は16.5mmです。

※本品の継ぎ目は印籠継と同様、数ミリ~1cm程度隙間が空くのが正常です。

POLE&LINE ダイレクトショップ販売価格(税抜):46,250円

生産終了品(2021)につき在庫限りの販売となります。